競馬の倍率の仕組み

競馬をしている人でも馬券が当たったときの倍率の仕組みをよく知らないという人もいるかも知れませんが、これは簡単に説明をすると、総売上の中から的中した馬券の数を割って払い戻されるというものになっています。より正確に言うのであれば、主催者が徴収をする手数料をのぞいて残りの金額を的中者に還元をされるということになるのです。このような仕組みになっていることから、主催者側が赤字になるということはなく、馬券を販売している側が負けることはありえないのです。日本の競馬の場合には主催者側の取り分が25パーセント程度となっているので、残りの75パーセントを参加者が取り合うことになります。これはパリミュチュエル方式と呼ばれるものであり、性質上売上が確定するまでは倍率も確定しません。

【ブックメーカーの人気競技について】

もう一つの方式としてブックメーカー方式と呼ばれるものがありますが、これは業者が倍率を提示してそれに分があると思えば参加をするという形になっているので、賭けた時点のオッズが保証されることになります。そのかわりにあとになってより有利なオッズになっても低いままのオッズで賭けることになってしまいますし、最悪の場合出走取り消しになってもお金は返ってきません。参加者に不利に見えますが、買っていない有力馬が取り消しになったときには、相対的に他馬が有利になるので主催者、参加者どちらか一方的に有利不利があるわけではないのです。これは欧州の競馬などで用いられることがある方式となっています。

ブックメーカーは日本の競馬も賭けの対象

ブックメーカーはヨーロッパを筆頭に、世界中のありとあらゆるスポーツをオッズの対象にしてしまうので、日本で行われているイベントにも賭けることができます。競馬もその一つであり、ブックメーカーを利用して日本で開催されているレースを購入することができるのです。外国人からすればメリットがあるのはわかりますが、現地で馬券を買える人からすればわざわざ利用する意味がないと思う人もいるのではないでしょうか！？たしかに普通に考えればそのとおりなのですが、実際にはそのような簡単なわけではなくオッズが異なることから競馬場で馬券を買うことができる人でも、利用をする価値はあるのです。

現地の競馬場で買ったほうがオッズ的に有利の場合には、その場で購入をして逆にブックメーカーの方が有利であればそちらで購入をした方が得ということになります。同じ賭けをするのであれば、より分の良い方を選んだほうが手元に残るお金が増えるのでどちらを選んだほうが良いのかは明確です。今までは馬券を購入できる場所が限られていたので、有利なオッズで賭けるということもできませんでしたが、今の時代は馬券を購入する場所を選ぶことができるので、より有利な条件で賭けに参加をするのが勝率を高めるためのコツとなります。特に収支がトントンぐらいあるいは回収率が90パーセント超あるという人であれば、馬券を購入する場所を変えるだけで収支をプラスにすることができることもあるので、覚えておくと良いでしょう。